IchigoJam-Games「ゲームの作り方」

ichigojamゲームの作り方 IchigoJam

プログラミングと聞くと、ゲーム作りをイメージする人も多くおられるのではないでしょうか。

IchigoJamでも、単純なゲームであれば作ることができます。

そして、IchigoJamでは、他の一般的なプログラミング言語と比べると、比較的簡単にゲームを作ることができます

「ゲーム作りなんてプログラミングに慣れてからやるものでしょ」と思われている方もいらっしゃると思いますが

実はゲーム作りは初心者にもおすすめなんです!

今回はそのあたりも説明していきたいと思っています。

こんな人に
  • 「IchigoJam」でゲームを作ってみたいと思っている人
  • どうせなら楽しくプログラミングしたいと思っている人
この記事を読むと
  • 「IchigoJam」でゲームを作るための最低限必要なことが分かる。
  • ゲームのプログラムを書いてみたい!という気持ちになる。

 >> IchigoJamについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください

ゲーム作りは初心者におすすめ

ゲームプログラミングというと「上級者がやるもの」というイメージが強いと思います。

確かにちゃんとしたゲームは初心者には難しく、知識や経験が必要でしょう

しかし、簡単なゲームであれば初心者や子供にも十分作ることができますし

むしろ初心者にこそオススメと言える要素がゲーム作りにはあります。

何より楽しい

初心者にオススメするひとつ目の理由は「とにかく楽しい」という事に尽きます

勉強というと、教科書を見ながら基本を一から順番に習得していく、というイメージがあるかもしれませんが

ことプログラミングに関しては、完全に理解できていなくてもとにかく手を動かして何かプログラムを書いてみる事が上達への早道だと思っています。(プログラミングに限った事では無いかもしれませんが)

教科書に書かれている事を、何に役立つのかよく解らないまま、ただただ書き続けていくのは苦痛でしかないと思いますし、長続きしないですよね、、

その点、ゲーム作りであれば楽しみながらプログラミングができるので、手を動かすのが苦になりにくいです。

達成感が得られる

ふたつ目のオススメ理由は「達成感を得やすい」ということです

”このゲームを作る” という明確な目的がありますし。

出来上がったものは、自分で操作できたり、見た目にも成果が分かりやすいので

作った感が得られてモチベーションアップが期待できます

基本的なコマンドを覚えられる

ゲーム作りにはプログラミングの基本的な処理である

”条件分岐” や ”ループ処理” などを良く使いますので

ゲームを作るうちに自然と基本的なコマンドを習得できていることでしょう

ゲームの基本構造

ゲーム作りは初心者にオススメと書きましたが

何も知らないまま、サンプルプログラムをただただ書き写すだけでは、何を書いていたのか分からないまま終わってしまうことになりかねません。

そこで、ゲームプログラムを書き始める前に、まずはゲームプログラムの基本的な構造を理解することから始めましょう。

ゲームプログラムにはお決まりパターンのようなものがあって
それだけでゲームが作れるという訳ではありませんが

知っていると、ゲームプログラムが理解しやすくなります。

ループ

ゲームの基本1つ目は、ゲームプログラムは常にループしているということです。

ゲームはキャラクターが動いたりすると思いますが、あれはプログラムがループしながら常に計算をしているからできることなのです。

 >>IchigoJamでループ処理する時に使うGOTOコマンドについては下記の記事で解説しています。

座標

ゲームの基本2つ目は、ゲームでは座標という考え方が重要ということです。

座標とは、下図のような 横(X)縦(Y)位置を表現する考え方です。

ゲームプログラムではこの座標によって、キャラクターなどの位置を表現します。

学校で習う数学などから「Xは右にいくほど増えて、Yは上にいくほど増える」という感覚をお持ちの方が多いと思いますが

プログラミングにおいては必ずしもそう(X+は右、Y+は上)とは限りません

どちらかというと「Xは右にいくほど増えて、Yは下にいくほど増える」という場合が多いです。

プログラミング言語やツールによって違ってくるので注意が必要です。

ちなみにIchigoJamは、後者(X+は、Y+は)です。

 >>IchigoJamで位置指定をする時に使うLOCATEコマンドやキャラクターの表示については下記の記事で解説しています。

イベント

ゲームの基本3つ目は、イベントという考え方です。

ゲームプログラムにおけるイベントとは、人間によるキーボードやボタンの入力や、プレイヤーが敵の攻撃を受けた、など何らかの出来事のことを指します。

ゲームプログラムでは、その出来事(イベント)に合わせて処理を実行するように作っていきます。

例えば

  • 右キーが押される(イベント)→ プレイヤーを右に移動(処理)
  • プレイヤーが敵の攻撃を受ける(イベント)→ プレイヤーのライフを1減らす(処理)
  • プレイヤーがアイテムを取る(イベント)→ プレイヤーのライフが回復する(処理)

ゲームはパラパラ漫画

あとひとつ、イメージを持っておくと良いのが「ゲームはパラパラ漫画みたいなもの」ということです

実際のゲームを見ていても早すぎて気づきませんが、実はキャラクターの位置などを少しずつ変えながら連続で表示させることで動いているように見えるのです。

そして、このパラパラ漫画を、上で書いた ”ループ” を使って何度も何度も画面を書き換えてやることで実現しています。

ゲームの基本構造をまとめると

ここまで挙げたゲームの基本構造を整理すると

  • 常にループを回しておく
  • イベントをチェックして、もし発生していたら対応した処理をする
  • キャラの位置などは座標で管理
  • 更新された座標などで画面を書換え

この流れを図にしたのが下記です。

実際にはもっともっと複雑な流れになりますが、シンプルに表現するとこのような感じになります。

ゲームでよく使うコマンド

IchigoJamでゲームを作る時によく使うコマンドを紹介します。

RND

RND乱数を返すコマンドです。

乱数とは、ランダムな数字のことです。

RND(数)

RND(数) を実行すると、0から( )の中の数字未満のランダムな数字が返ってきます。

ゲームでの使いどころ

敵キャラの出現位置をランダムに決める時などに使います。

SCROLL

SCROLL は画面全体を指定方向に1キャラ分スクロールさせるコマンドです。

SCROLL 数

SCROLL の後ろには 方向を表すを入れます。
(あるいは、UP・DOWN・RIGHT・LEFT という文字を入れても良い)

  • 0 (またはUP) → 上
  • 1 (またはRIGHT) → 右
  • 2 (またはDOWN) → 下
  • 3 (またはLEFT) → 左
ゲームでの使いどころ

キャラクターを動かすのに使います。
特に、背景や障害物など一方向に進むものを表現するのに使えます。

LOCATE (LC)

LOCATE は文字やキャラクターの表示位置を指定するのに使うコマンドです。

LOCATE 数1, 数2 または LC 数1, 数2

LOCATE (LC) と PRINT コマンドを組み合わせて。

例えば LC 15, 10: PRINT “A” とすると、

下図のように 横15 縦10 の位置に A という文字が表示されます。

>> LOCATコマンドやキャラクター表示については下記の記事で詳しく解説しています。

ゲームでの使いどころ

キャラクターを表示させたり、動かしたりするのに使います。
SCROLLコマンドと違い、少数のキャラクターを自由に動かしたい時に使います。

BEEP

BEEP音を鳴らすコマンドです。

音と言っても単音の電子音(ピー)なので、メロディーを奏でるというよりも

簡単な効果音を鳴らすような使い方に向いています。

簡単な電子音でも、効果音があるとゲームっぽさがグッと上がります

BEEP 数1, 数2

BEEPの後ろの 数は下記のような意味があり、省略することも可能です。

  • 数1:周期(音の高低)小さい数=高温、大きい数=低温
  • 数2:長さ(1/60単位)、数を大きくすると長く鳴る
ゲームでの使いどころ

効果音に使います。
(例)敵とぶつかった時の音、ジャンプした時の音、ビームを打った時の音

IchigoJam Games

当サイトのオリジナルゲームを紹介します。

プログラムの中身を分かり易く説明していますので、記事を見て一緒に作成していただければと思います。

ごはんキャッチゲーム

プレイヤーを左右に動かして、上から降ってくるごはんをキャッチするゲームです。

単純なプログラムなので、初めてゲームプログラムを書く人にもオススメです。

IchigoJamのゲームプログラミングにオススメの書籍

くもんのプログラミングワーク2

IchigoJamでゲームプログラミングをする場合に参考になる、オススメの書籍です。

色々なゲームを作りながら、徐々にプログラミングを覚えていく

という内容になっています。

この本のシリーズは「くもんのプログラミングワーク」のがあるのですが

ゲームを作る場合はがオススメです(内容的にゲーム作りが沢山あります)

https://www.amazon.co.jp/ から引用

プログラミングの解説は、イラストを多用しつつ、文章も初心者に分かりやすく書かれていますので。

パソコンに不慣れな人でも、本を読みながら実際にプログラムを入力して、順番にやっていけば少しずつ理解していける内容になっているのでは無いかと思います。

初心者にやさしい、というのが先行してしまいますが、要所要所でキレイな(無駄の無い)コードの書き方がされていたりするので

「なるほど、こういう書き方もできるのかぁ」と、経験者にとっても勉強になるところがあります。

ちなみに「くもんのプログラミングワーク」は

キーボード入力のしかたや、プログラミングとは?といった所から始まり

初心者が段階的にプログラミングを理解していく内容になっていますので

これからIchigoJamを始めようという人などはこちらの本からスタートするのが良いかもしれません。

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まとめ

今回は、IchigoJamでゲームを作る場合の基本を解説しました。

ゲーム作りはモチベーションが上がりやすいので初心者にもオススメです。

IchigoJam だと、比較的簡単にゲームを作ることができます。

今後このサイトでも、もっと具体的なゲームの作り方を解説していきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

まとめ
  • ゲーム作りは、楽しく達成感が得られるので初心者にもオススメ。
  • ゲームの基本構造は
    • ループ処理で動かす
    • 座標による位置管理
    • イベントに合わせて処理をする

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