小学校で必修化されたこともあり、プログラミング教育に注目が集まってきています
子どものプログラミング教育はどうしたらいいんだろう?
というお父さん・お母さんもおられると思います。
私も、小学生の娘がいますのでその気持ちが非常に良くわかります。
そんな中、プログラミング教育の本や教材を探していると「IchigoJam」というワードを見かける機会が増えてきました
実はこの「IchigoJam」は、子どものプログラミング教育に適した、おススメの教材なのです。
この記事では「IchigoJam」の紹介と、その魅力を解説いたします。
- ネットや書店などで「IchigoJam」の文字を見かけて気になっている人
- 子どものプログラミング教材を探している人
- 「IchigoJam」がどういうものなのかが分かる
- プログラミング教材としての「IchigoJam」の位置付けが分かる
IchigoJam って?
プログラミング専用の ”小さなパソコン”
IchigoJam は手のひらサイズの、プログラミング専用こどもパソコンです。
テレビとキーボードをつなげば、すぐにプログラミングを始めることができます。
約2000円から購入可能
IchigoJam は値段が安いのも魅力のひとつです。
IchigoJam自体は 大体2000円前後で購入することができます。
その他、テレビや電源と繋ぐケーブルとキーボードが必要ですが
一般的なキーボードやケーブルが使えるので、手元にある場合は購入不要ですし
もし家に無い場合も、上手く買えばIchigoJamと周辺機器と合わせても5000円前後で揃えることができます。
BASICが使える
IchigoJamはBASICというプログラミング言語が使用できます。
BASICは初心者向けのテキストタイプのプログラミング言語です。
子どもが触れる初めてのテキスト言語タイプのプログラムとしては最適です。
電子工作の教材としても使える
後ほど紹介しますが、自分で部品を組み立てて作るタイプもあります。
自分で組み立てたパソコンが実際に動く、というのは子どもにとって良い経験になるでしょう。
こんな人におすすめ
では、IchigoJamはどんな人、どんな子どもさん向けなのでしょうか。
小学生以上の子ども向け
年齢的には小学校に入ってからのほうが良いかなと思います。
決して未就学の子どもには無理という事ではありませんが
目安のポイント
- 数字がそれなりに分かっている(0ゼロとかも知っている)
- 足し算・引き算ができる(かけ算・わり算もできれば尚良い)
- アルファベットを多少分かっていると良い(コマンドがアルファベットです)
ということなので、2~3年生くらいで
数字の感覚や計算などに慣れてきて、アルファベットも知っている
というお子さんなら十分楽しめると思います。
Scratch(スクラッチ)の次のステップに
スクラッチは直感的に扱えて、子どもがプログラミングの事を勉強したり、創作力を鍛えたりするための非常に優れたツールです
スクラッチでプログラミングに慣れた上で、さらに他のプログラミングもやってみたい、という場合にIchigoJamはおススメです。
ビジュアル言語タイプ(Scratchなど)とテキスト言語タイプ(IchigoJamなど)については下記の記事で説明しています。
電子工作などに興味がある
上でも書きましたが、IchigoJamには自分で組み立てるタイプもありますので
電子工作に興味があるお子さんには最適です。
また、基盤にセンサーやモーターなどを接続して拡張することもできるそうですので
そういう分野に興味がある場合に、IchigoJamはうってつけです。
IchigoJam には種類がある
いざ IchigoJam を買おうか、と思った時
色々な種類があって「どれを買ったら良いの?」と分からなくなることがあります。
ここでは代表的なタイプを紹介します。
特にこだわりがなければ、以下に挙げたタイプの中から選択することになるかと思います。
IchigoJam プリント基板ハーフキット R
自分で部品をはんだ付けで組み立てるタイプです。
基盤に部品を取り付けて作り上げるという、電子工作を楽しむことができます。
組み立てを自分で行う分、安く購入できます(約2000円~)
PCNで見る Amazonで見る
※Amazonの商品は1世代前の機種(Ichigojam S)になります
IchigoJam 組み立て済完成品 R
すでにはんだ付けがされた状態の組立済みタイプです。
自分ではんだ付けするのはちょっと、、という人や、すぐに使いたい人向けです。
自分で組み立てるタイプより少し値段が上がります(約2400円~)
PCNで見る Amazonで見る
※Amazonの商品は1世代前の機種(Ichigojam S)になります
IchigoJam Get Started Set S
キーボードやケーブル類も入ったスターターセットです。
こんな可愛いケースに入ってきます。
キーボードなども同時に購入したい人、可愛いデザインに魅力を感じる人におススメです。
- IchigoJam 組み立て済み完成品 S ×1
- ふにゃふにゃキーボード(US) ×1
- ビデオケーブル ×1
- microUSBケーブル ×1
- IchigoJam入門テキスト ×1
- 特製IchigoJamセットケース ×1
※IchigoJamは1世代前の機種(Ichigojam S)になります
その他のタイプ
GIGA IchigoDake
IchigoJamをさらに小さくしたどこにでも持っていけるパソコン
パソコンのUSBポートに差し込んで使用できるほか
専用ドックステーション「IchigoDyhook」に差し込んで使用することもできる。
IchigoDyhook
ここで紹介した以外にも、IchigoJamには色々な種類がありますが
特にこだわりがなければ「IchigoJam 組み立て済完成品」か「スターターセット」を買っておけば間違いないと思います。
IchigoJam の使い方
IchigoJamを使うのは非常に簡単です。
テレビ・キーボード・電源と接続
IchigoJamを使うためには、
IchigoJamと「テレビ(モニター)」「キーボード」「電源」を接続します。
公式ページに書いてある下記の図を見ていただくと分かり易いと思います。
スイッチを入れればすぐに使える
テレビなどとの接続が済めば
後は IchigoJam本体の電源スイッチをONにすれば、BASICがすぐに使えます。
Windowsパソコンなどのように初期設定したり、ネットに繋いだりする必要は無いため非常に簡単です!
私が実際に、IchigoJamと必要な周辺機器を購入&接続した記事はこちら(HDMI接続についても書いています)
まとめ
今回は、IchigoJamの紹介と、その魅力について解説しました。
IchigoJamはお手頃な値段でありながら、色々な広がりを期待できる、非常に面白いプログラミング教材だと思います。
この記事で、ご興味を持っていただけたら幸いです。
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