プログラミングにおいて重要な役割を持つ「変数」ですが
当然 IchigoJam でも変数を使うことができます。
ただ、他のプログラミング言語と異なる、IchigoJam特有のルール(制限)みたいなものもありますので
この記事では、「IchigoJam」の変数の使い方や、知っておきたい事を解説します。
- 「IchigoJam」での 変数 の使い方が分かる。
- 「IchigoJam」の 変数 を使う上での注意点が分かる。
「IchigoJam」って何?という方は、下記の記事をご覧ください
変数とは
プログラミングの ”変数” とは、データ(数値や文字など)を一時的に入れておく物です
下図のように「箱」に例えられることがあります。
変数は、名前を付けたり、中身を入れ替えたりすることができます。
変数は非常に便利なものであり
プログラミングでは、ほぼ必ず使う重要な要素です。
変数については下記の記事で説明していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
IchigoJam で変数を使う
IchigoJam で変数を使う方法は下記の2種類があります。
① = を使って代入
ひとつ目の方法は、=(イコール)を使う方法です。
書き方は下記のようになります。
変数 = 値
例) A=100
「Aという変数に100を代入する」
② LET を使って代入
ふたつ目の方法は、LET(レット)を使う方法です。
書き方は下記のようになります。
LET 変数,値
例) LET A,100
「Aという変数に100を代入する」
変数に入った値を使う
変数に代入された値を使う方法は、①②どちらの方法で代入されていても一緒です。
例)変数内の値を表示させる
A=10 (又は LET A,10)
PRINT A
例)変数どうしの値を足し合わせる
A=10 (又は LET A,10)
B=20 (又は LET B,20)
A+B
通常は、シンプルで読みやすい
「①=を使う方法」で書けば良いと思います。
IchigoJam の変数の注意点
IchigoJam の変数には、知らないと詰まってしまいそうなルール(制限)があります。
ここではそれらルールを説明します。
変数はアルファベット1文字
IchigoJamの変数は、アルファベット1文字(A~Z)と決まっています。
OK なもの
- A=10
- B=10
- X=10
NG なもの
- AA=10
- WIDTH=10
- X1=10
先ほど「変数には名前を付ける」と書きましたが、IchigoJamでは自由に付けることはできません(1文字で表現できる範囲でのみ)
下記のように、英単語の頭文字で付けると分かり易いかもしれません
W:幅(Width)、H:高さ(Height)、X:横位置(X軸)、Y:縦位置(Y軸)、C:回数(Count)、etc…
変数に文字列を入れる時は注意
IchigoJamの変数には ”文字列” を入れることができますが
数値の場合と扱いが異なりますので注意が必要です。
文字列を代入する
文字列の代入は数値と同じように行えます。
※IchigoJamでは、文字列は “”(ダブルクォーテーション)で囲う必要があるので、そこだけは注意。
例)A=”HELLO”
文字列を取り出す
変数に代入した文字列を取り出す時は数値の場合と異なり、下記のようにして取り出す必要があります。
STR$()を使う必要がある
まず、STR$()というコマンドを使う必要があります。
STR$(変数)
例)PRINT STR$(A) ※Aが文字列の入った変数
× PRINT A ではダメ!
行番号を付ける必要がある
さらに、行番号を付けて書かないとダメです。
例)10 A=”HELLO”
× 行番号を付けず A=”HELLO” だけではダメ!
まとめ
今回はIchigoJamの変数について解説しました。
IchigoJamの変数は、いくつかのルールを知っておく必要がありましたが
それほど難しくない内容なので、是非とも覚えていただき
便利に使っていきましょう!
コメント